パプチーノのルーツを辿ると、アメリカのカフェカルチャーに突き当たる。スターバックスを世界最大手に育て上げた名誉会長ハワード・シュルツが掲げた「サードプレイス(家庭でも職場でもない第三の心地よい場所)」という理念は、単なる人間の憩いの場にとどまらず、地域社会や家族の一員であるペットを受け入れる包容力を持っていた。
アメリカやヨーロッパのドライブスルー店舗では、車に乗った愛犬連れの利用客に対して、バリスタが小さなカップに入れたホイップクリームをサービスで渡す光景が日常的に見られる。これが「Puppuccino」と呼ばれ、コミュニティに根ざした温かい体験として親しまれてきた歴史がある。