硫安の使い方完全ガイド!失敗しない散布量と追肥時期をプロが徹底解説

硫安の使い方完全ガイド!失敗しない散布量と追肥時期をプロが徹底解説

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硫安を扱う上で避けて通れない2大リスクが、「肥料焼け」と「土壌酸性化」です。これらを適切に防ぐ予防知識を持っておくことで、トラブルを未然に遮断できます。

肥料焼けは、土壌中の塩類濃度が極端に高まることで浸透圧が逆転し、植物の根から水分が奪われる現象です。根が壊死して地上部の葉が萎れ、最終的には株全体が枯死に至ります。対策として、「株元や幹、茎に直接触れる位置には絶対に撒かない」「一度に規定量を超えて施肥しない」「施肥後は必ずたっぷりと散水して土壌中の濃度を均一に分散させる」という3つのルールを徹底してください。

さらに見落としがちなのが、土壌の酸性化です。硫安に含まれるアンモニアが吸収・酸化される過程、および土中に残留する硫酸イオンによって、土壌のpHは急激に酸性側(pH5.0以下など)へと傾きます。酸性化が進むと、植物はリン酸やマグネシウムなどの必須ミネラルを吸収できなくなり、生育不良に陥ります。

硫安を繰り返し使用した畝や圃場では、作物の作付けが終わるごとに苦土石灰や消石灰、有機石灰を1㎡あたり100g〜150g程度すき込み、土壌酸度(pH6.0〜6.5前後)を中和・調整するメンテナンスを必ずセットで行ってください。土壌改良材である完熟堆肥を併用して土の緩衝能を高めることも、酸性化の害を抑える上で極めて効果的です。

小林 直樹
著者

小林 直樹

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。