ドライヤー前のヘアオイルは逆効果?美容師が明かす熱ダメージ予防の真相

ドライヤー前のヘアオイルは逆効果?美容師が明かす熱ダメージ予防の真相

ドライヤー前のヘアオイルは逆効果?美容師が明かす熱ダメージ予防の真相について徹底解説いたします。専門家の見解をお届けします。

ヘアオイルの効果を100%引き出し、サロン帰りのような手触りを手に入れるためには、塗布の「順番」と「分量」を徹底的にコントロールする必要があります。特にハイダメージ毛や広がりやすい剛毛において、現在プロの間で標準化されているのがヘアミルクとヘアオイルの「ダブル使い(サンドイッチ塗布)」です。

ステップ1:丁寧なタオルドライ(水気70〜80%オフ)

浴室を出てすぐの、水滴がボタボタと滴る状態でオイルを塗布するのは大きな過ちです。水分が多すぎるとオイルが弾かれ、髪の表面に不均一に付着してしまいます。吸水性の高いマイクロファイバータオルなどで髪を優しく挟み込み、水滴が落ちなくなり、毛先をしっとり湿らせた状態(水分残存率約70%)まで確実に水分を取り除きます。

ステップ2:ヘアミルクで内部補修(水相のチャージ)

髪が極度に乾燥している場合、オイルを塗る前にヘアミルクを適量(1プッシュ程度)手に広げ、毛先から中間に揉み込みます。毛髪内部のコルテックスへ水分と補修成分(ケラチンやCMC)を先送りしておくことで、オイル単体では到達できない深層部のケアが完了します。

ステップ3:適量のヘアオイルを手全体に伸ばす

ヘアオイルは「少なすぎるかも」と感じる程度からスタートするのが鉄則です。手のひらだけでなく、指の間まで透明な膜ができるようにしっかり擦り合わせることで、髪に触れた瞬間の「ベタッとした局所づけ」を防止できます。

  • ショートヘア:0.5プッシュ(小豆大程度)
  • ミディアムヘア:1プッシュ(1円玉大程度)
  • ロングヘア:1.5〜最大2プッシュ(500円玉未満)

ステップ4:毛先中心の塗布と目の粗いコームによる均一化

最もダメージを受けやすく乾燥している毛先から手ぐしを通すように馴染ませ、徐々に中間部分へと引き上げます。頭頂部や根元付近には絶対に直接塗布してはいけません。頭皮の皮脂と混ざり合って毛穴を塞ぎ、ボリュームダウンや頭皮トラブルを招くためです。

塗布後は、必ず「目の粗いジャンボコーム」で根元から毛先に向かって優しくコーミングします。手だけでは届かない内側の毛束までオイルが1本1本均一にコーティングされ、乾きムラを劇的に解消できます。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。