ここ数年で日本の気象環境は激変した。地球温暖化に伴う海水温の上昇は、季節を問わず巨大台風や線状降水帯を発生させ、従来のお天気マークだけでは伝えきれない危険が身近に潜んでいる。そうした現状に対し、彼女は予報のあり方そのものをアップデートし続けている。
「数値や記号を並べるだけならAIでもできる。人間が伝える意味は、その数字が個人の生活にどう直結するのかを直感的にイメージしてもらうこと」――彼女は周囲にそう語るという。専門用語を噛み砕き、主婦や高齢者、子供でも一瞬で危険度を理解できるフリップや言葉選びの工夫は、業界内でも高く評価されている。