足の親指の爪が割れた際、すべての症例で即座に病院へ駆け込む必要があるわけではありません。しかし、「様子見」をしてよいラインと「直ちに受診すべき」ラインを誤ると、後遺症や切開手術につながるリスクがあります。
【自宅ケアで様子見が可能な条件】
- 亀裂が爪の先端の白い部分(遊離縁)にとどまっている
- 出血や浸出液(透明な液や膿)が一切出ていない
- 靴を履いて歩行してもズキズキするような持続的な痛みがない
- 爪の色が健康な薄ピンク色を保っている
【直ちに医療機関を受診すべき危険なサイン】
- 出血が止まらない、または爪の下に広範囲な内出血(黒紫色の血豆)がある
- 爪の周囲が赤く腫れ上がり、ズキズキと拍動性の痛みや熱感がある(化膿性炎症・爪囲炎の疑い)
- 亀裂が爪の根元の皮膚(後爪郭)まで完全に達している
- 爪が全体的に白濁、肥厚、またはボロボロと崩れている
- 糖尿病などの基礎疾患があり、足の末梢神経障害や血流障害がある(感染が重症化しやすいため自己処置は厳禁)
足の爪が割れたら何科の病院を受診すべきか?
迷った際は、症状のタイプに合わせて足の爪が割れたら何科の病院を受診すべきかを選択してください。
① 皮膚科(基本の受診先):
爪水虫の疑いがある場合、爪の周囲が赤く化膿している場合、乾燥や爪甲縦裂症などの爪疾患全般の診断と内服・外用治療に適しています。
② 形成外科(外傷・構造再建):
激しい外傷で爪が剥がれかけている、爪母が断裂している、爪床の縫合が必要な場合など、爪の形態を美しく復元・再建したい場合に最も適した診療科です。
③ フットケア外来・爪専門外来:
巻き爪の補正(ワイヤー治療やプレート治療)や歩行時の足圧バランス、正しい靴のフィッティングまで含めた総合的な再発防止を目指す場合におすすめです。