ネット上のコミュニティ(X、YouTube、各種画像掲示板)で共有されている数百体規模のアニメMiiを独自調査した結果、職人たちの間で特に評価の高い作品には共通した法則が存在します。それは「特徴的な瞳」や「トレードマークとなる装飾」をいかに既存パーツの代用で騙し絵(トロンプ・ルイユ)のように表現できているかという点です。
ファンの間で「もはや公式グラフィックに見える」と語り草になっている代表作と、その再現度の特徴を整理しました。
第1位:『鬼滅の刃』シリーズ(竈門炭治郎/我妻善逸/煉獄杏寿郎)
『鬼滅の刃』のキャラクター群は、トモコレ界隈で最も研究され尽くしたジャンルの一つです。とりわけ竈門炭治郎の額にある火傷痕は、本来チークや傷のパーツが存在しないトモコレにおいて、「大きめのホクロ」や「極太の眉毛」を下部へ極限まで移動・回転させて重ね合わせることで驚異的な精度で再現されています。煉獄杏寿郎の鋭く燃えるような瞳と独特の眉も、目と眉の隙間をゼロに近づける配置によって、ゲーム画面越しでも一目で判別できる仕上がりを誇ります。
第2位:『呪術廻戦』シリーズ(五条悟/虎杖悠仁/両面宿儺)
『呪術廻戦』のアイコンである最強呪術師・五条悟は、黒いアイマスク姿と素顔の「六眼」バージョンの2系統でレシピが開発されています。アイマスク姿はサングラスパーツの拡大・位置調整によって完全な目隠し状態を作り出し、口元だけの表情変化でシュールなリアクションを楽しむプレイヤーが続出しました。虎杖悠仁と両面宿儺の演じ分けにおいては、頬の模様に見立てたパーツ配置が職人芸の領域に達しています。
第3位:『推しの子』シリーズ(アイ/アクア/ルビー)
近年のMii職人たちを唸らせたのが、星野アイの瞳に宿る「星」の表現です。トモコレのベースパーツには星型の瞳が存在しないため、きらめくハイライト風の瞳パーツを選定したうえで、まつげや眉の角度を緻密に重ね合わせ、遠目に見た際に瞳の中に光が宿っているように錯覚させる高度な手法が確立されました。カラフルな髪色を再現するため、新生活のゲーム内アイテム「ヘアカラー」を使用することを前提とした設計も特徴です。