離婚前後から本格化した鈴木保奈美の女優としての躍進は、目を見張るものがある。長年所属していた石橋の個人事務所から独立し、自らの意志で仕事を選び取るスタイルを確立。近年では話題の連続ドラマや映画での凄みのある演技をはじめ、舞台への初挑戦など、従来のイメージを覆す役柄にも果敢に挑んでいる。
また、ファッション誌でのコラム連載やエッセイの執筆など、文筆家としても高い評価を獲得。「自分の足で立ち、自らの言葉で語る」彼女のスタイルは、同世代の女性を中心に強い共感を呼んでいる。60代を迎えてなお増し続ける透明感と芯の強さは、自由を手に入れた表現者の圧倒的な強みと言えるだろう。