SNSや美容相談プラットフォームを調査すると、「広瀬すず風ボブを頼んだのに、ちびまる子ちゃんやおかっぱ頭になってしまった」という声が一定数散見されます。なぜ、同じ髪型を目指しながらこれほど大きなギャップが生まれてしまうのでしょうか。都内のトップヘアサロンで働くスタイリストたちへのヒアリングから、その原因が明らかになってきました。
失敗の主な原因は、「毛量調整の失敗」と「首の長さ・骨格の無視」です。広瀬すずさんの髪は毛束一本一本が細くしなやかで、全体の毛量も程よく収まりやすい性質を持っています。毛量が多い人やくせ毛の人が、表面のラインだけを真似て直線的にカットすると、横に大きく膨らんでヘルメットのような重いシルエットになってしまいます。
また、美容師に対する口頭での曖昧な伝え方もトラブルの一因です。「広瀬すずちゃん風のボブで」とだけ伝えると、担当スタイリストがイメージする彼女の歴代スタイル(10代の頃の丸みボブなのか、近年の切りっぱなしボブなのか)と本人の希望が食い違うリスクが生じます。実際の施術現場では、具体的な切り抜きや画像を持ち込み、現在の自分の髪質とすり合わせる作業が成功の絶対条件となります。