検索エンジンで「紀陽 銀行 堺 支店」と打ち込むと、サジェストに浮上する「移転」「統合」「閉店」という不穏な単語。この噂の発信源を丹念に追跡取材したところ、金融界で加速する「ブランチ・イン・ブランチ(店舗内店舗)」方式の再編が背景にあることが判明しました。
紀陽銀行は経営効率化とデジタルシフトの推進に伴い、大阪府下および和歌山県内において拠点の再配置を実施してきました。その過程で、堺市周辺の小規模出張所や近隣ブランチの機能が中核店である堺支店へ統合・集約された経緯があります。この「統合された側」のニュースや看板の掛け替えを目撃した地域住民の断片的な情報がSNS等で拡散され、「堺支店そのものが消滅・移転するのではないか」という尾ひれのついた誤解を生み出したのが真相です。
振込や各種手続きで指定する店番コードは「511」のまま変更されておらず、堺エリアの中核フラッグシップとしての地位は揺らいでいません。ただし、店舗内部では業務スペースの集約やペーパーレス化に伴うカウンター配置の見直しが行われており、昔ながらの巨大な対面スペースからスリム化された高密度型店舗へと進化を遂げています。