インターネット上の世論調査やSNSの動向を精査すると、大越キャスターに対する視聴者の評価は鮮明な二層構造を描いています。
肯定的な口コミとして目立つのは、「感情的にならず、淡々と本質を突く語り口の安心感」です。特に事件報道や国際紛争の局面において、スタジオの興奮を煽るような民放的手法を避け、多角的な視点から背景を整理する姿勢は「夜のニュースとして最も疲れない」と高く評価されています。
一方で、辛口な評価を下す層からは「NHK時代と比べてトーンが丸くなり、踏み込みが足りない」「リベラルなのか保守なのか、政治的スタンスがどっちつかずで曖昧だ」といった声が散見されます。かつての『報道ステーション』が持っていた鋭利な政権追及姿勢を好む旧来のファン層からは物足りなさを指摘され、逆に保守層からは「時折見せる批判的なコメントが左寄りに思える」と受け止められる現象が生じています。
このように左右双方から一定の批判を受ける現象自体が、二極化する現代メディア環境において極端なポジショントークを排し、中庸のバランスを模索しているジャーナリストの宿命を象徴しています。