改札や刷新の時期になると、SNS上で「旧札は期限を過ぎると失効して使えなくなる」といったデマや誤解が散見されます。しかし、日本銀行法第46条の規定に基づき、過去に発行された聖徳太子、新渡戸稲造、樋口一葉の五千円札であっても、法令上特別な措置が取られない限り無期限で有効な法定通貨として通用します。
ただし、一般店舗のレジ自動釣銭機や自動精算機では旧紙幣の読み取り設定が順次廃止されているケースがあり、市中での支払いに難儀する場面は増えています。そのため、確実に利用するには銀行窓口での預金口座への入金や両替が現実的です。大手銀行や地方銀行では、一定枚数以上の紙幣両替に対して所定の両替手数料が設定されているため、旧札をまとめて新札へ交換する際は各金融機関の手数料体系を事前に確認することが賢明です。
また、一部の五千円紙幣には額面を大きく超えるプレミア価値が付与される場合があります。以下の条件に該当する紙幣は、コレクター市場で高値で取引される典型例です。
- 記番号の先頭と末尾が一致する「AA-A券」などの最初期発行ロット
- 数字部分が「777777」など同一の並びになっている「ゾロ目券」
- 「123456」のように数字が連続している「階段券」
- 「A000001A」などの一桁番頭券