Q1:男の子と女の子で、エコーで判明しやすい時期に差があるのはなぜですか?
A1:外性器の構造上の違いが原因です。男の子は妊娠14〜15週頃からペニスと陰嚢という「突起物」が体外に形成されるため、太ももの間に突起があれば早い段階で判断しやすい特徴があります。対して女の子は、突起がないことを確認した上で、大陰唇の「割れ目(スリーライン)」という平面的な微細構造を捉える必要があるため、組織が十分に発達する妊娠17〜18週以降にならないと確実な判定が下しにくいためです。
Q2:妊娠16週の健診で「女の子」と言われた後、後期になって「男の子」に覆ることはありますか?
A2:臨床上、珍しくありません。特に多いのは、妊娠中期前半に男の子の外性器が小さかったり、両脚をぎゅっと閉じて隠していたり、精巣がまだ陰嚢内に下降していなかったために「割れ目に見えて女の子と誤認された」ケースです。妊娠後期(24週以降)になり、胎児が大きくなってペニスがはっきりと描出され、「実は男の子でした」と訂正される事例は毎年のように報告されています。逆に「男の子」と明瞭な突起を確認されたものが女の子に覆る確率は極めて低いです。
Q3:何週になっても健診で赤ちゃんが股を閉じていて性別がわかりません。何かできる工夫はありますか?
A3:赤ちゃんの向きや体勢は母体の意志でコントロールできないため、無理に動かす方法はありません。ただし、妊婦健診の直前に軽く歩いて母体の血流を促したり、糖分を含む温かい飲み物を少し口にして胎動を活性化させると、診察中に赤ちゃんが体勢を変えてくれる確率が高まることがあります。それでも見えない場合は「恥ずかしがり屋な我が子の個性」「産まれてくるまでのサプライズ」と捉え、ゆったり構えることが推奨されます。