挟んだ直後など、爪の内出血がズキズキと激しく痛む場合の対処法として、まずは患部を冷水や保冷剤で冷やす「アイシング」と、患部を心臓より高く上げる「挙上」が基本です。冷却によって血管を収縮させ、内出血の拡大と腫れを抑えられます。
ただし、爪の下に大量の血液が急速に溜まると内圧が異常に高まり、耐え難い拍動痛が生じます。この状態に対する医療機関での確実な爪の血豆の処置が「爪下血腫の穴あけ治療(トレパネーション)」です。清潔に滅菌された専用の針や医療用バイポーラ(電気メス)を用いて爪の表面に微細な孔を開け、内部に溜まった血液を体外へ排液します。
内圧が下がった瞬間に激痛は劇的に消失します。痛みが限界に達しているからといって、自宅でクリップや針を火で炙って自力で爪に穴を開ける行為は絶対に避けてください。爪床に細菌が侵入して重い化膿性爪囲炎を引き起こしたり、骨髄炎に発展したりする二次感染の危険が伴います。