騒動のインパクトがあまりにも強烈だったため忘れられがちだが、本質的に二人が動画配信界に残した功績は極めて大きい。木下ゆうかは、数キログラムにおよぶ大食いを笑顔で平然とこなす圧倒的なパフォーマンスで、国内のみならずアジア圏を中心とする海外視聴者層を早期から獲得した先駆者だった。
一方のはじめしゃちょーは、少年のような無邪気な発想と圧倒的なスケール感を持つ「実験系コンテンツ」を確立。部屋一面を商品で埋め尽くすようなダイナミックな企画は、テレビでは見られないネット独自の大胆さとして、Z世代を中心とする若者文化の象徴となった。表現者としての二人は、まさに黎明期のYouTubeを牽引した双璧であった。