京都・東寺の境内に隣接し、歴史の重みを感じさせる校舎。その内部では、最先端のテクノロジーが日常に溶け込んでいる。黒板に向かってひたすら板書を写す授業風景は、もはや過去のものだ。生徒たちは独自のデバイスを使いこなし、生成AIをディスカッションのパートナーとして活用している。
だが、同校のデジタルシフトは、単なるツールの導入にとどまらない。問われているのは「AIに使われない人間力」だ。情報の真偽を見極める批判的思考力(クリティカルシンキング)を養うため、あえてアナログな議論やフィールドワークを重視するカリキュラムが並行して走る。このハイブリッドなアプローチこそが、新時代のスタンダードになりつつある。