インターネット上で長年にわたり語り継がれているのが、作品にまつわるダークな噂や都市伝説です。特にとなりのトトロ都市伝説の真相については、「サツキとメイは後半すでに死亡していた」「トトロは死神である」「後半から影が消えている」という言説がSNS等でまことしやかに拡散されてきました。
公式発表で完全否定されたトトロ死亡説
この疑惑に対し、スタジオジブリは公式ブログ「ジブリ日誌」にて「まったくのデマであり、そうした事実や設定は一切存在しない」と明確に否定しています。
作画監督や演出陣の証言によると、「後半に影が薄い、あるいは消えているように見えるカットがある」という指摘は、作画スケジュールの逼迫による簡略化、あるいは夕暮れ時の淡い光を描写するための演出上の処理に過ぎません。宮崎駿監督自身も制作当時の特番や手記において、「トトロは子供たちの生命力と自然への畏怖を肯定するための作品であり、暗い影を落とす意図は微塵もない」と語っています。
悪役たちの多面性と人間味
また、ジブリ悪役キャラクター一覧を精査すると、ジブリ作品における敵対者は、単なる「純粋悪」として描かれていないことが明確になります。
もののけ姫キャラクター解説で際立つタタラ場の指導者・エボシ御前は、森の神々を容赦なく撃ち殺す侵略者でありながら、当時の社会から差別されていたハンセン病患者や売られた女性たちを保護し、対等に働く場を与えた先駆的リーダーでした。
『天空の城ラピュタ』のドーラも、初めは財宝を狙う海賊として登場しますが、パズーの勇気とシータの決意を認め、最後には疑似家族のような深い愛情を注ぎます。悪役すらも自らの生活と信念のために戦っているという多面性こそが、物語にリアリティと奥行きを与えているのです。