本作のクライマックスにおいて、原作ファンおよび考察勢の間で最も熱い議論を巻き起こしたのが、警視庁捜査一課管理官(当時)である黒田兵衛が電話越しに安室透へ発したセリフです。
暴走する探偵機カプセルを軌道修正し、街の壊滅を防ぐための最終作戦が決行される直前、黒田は携帯電話を取り出し、受話器の向こうの安室に対して指示を出します。その瞬間、劇中では音声が意図的にカットされ、黒田の口元の動きだけがクローズアップされました。
原作漫画やその後の劇場版での展開を踏まえると、黒田兵衛が「バーボン」と呼称した可能性は極めて高く、黒田が警視庁の管理官という表の顔を持ちながら、警察庁の極秘潜入捜査官たちを統括する実質的なトップ(裏理事官)である事実を視聴者に強く印象付ける決定的な伏線となりました。