インターネット掲示板やSNS上で「竹内力が『101回目のプロポーズ』に出ていたというのはデマではないか」「同姓同名の別人俳優ではないか」といった疑問が定期的に投稿されます。しかし、竹内力がメインキャストの一人として出演していたことは紛れもない歴史的事実です。
脚本家・野島伸司氏が手掛けた本作において、竹内力はオーケストラのバイオリニスト・沢村尚人(さわむら・なおと・27歳設定)を演じました。ヒロインのチェロ奏者・矢吹薫(浅野温子)と同じ楽団に所属し、彼女を陰日向となって支える同僚という、トレンディドラマの王道を行くポジションです。
当時の竹内力は、まさに「王子様」と呼ぶにふさわしいビジュアルを誇っていました。長身痩躯のスーツ姿、通った鼻筋、憂いを帯びた甘いマスク。現在のリーゼント風オールバックやドスの利いた低音ボイス、迫力ある肉体美を知る世代にとっては、あまりのギャップに「パラレルワールドを見ているようだ」と評されるのも無理はありません。