伊勢市内を訪れる観光客がよく混同するのが、「伊勢市河崎にある豚捨本店」と「伊勢神宮内宮前のおはらい町・おかげ横丁にある豚捨おかげ横丁店」の違いです。両店舗は用途と楽しみ方が明確に異なります。
おかげ横丁店は、参拝客の食べ歩きやカジュアルな食事に特化しています。店頭で揚げたてのコロッケやメンチカツをテイクアウトする長蛇の列がおなじみで、1階のイートインスペースでは名物の牛丼や牛鍋を気軽に楽しめます。しかし、席予約は基本的に受け付けておらず、週末や連休には1時間以上の待ち時間が発生することも珍しくありません。
対照的に、かつて勢田川の水運で栄えた問屋街の風情を残す伊勢市河崎の豚捨本店は、1階の精肉・揚げ物販売コーナーの奥および2階に落ち着いた座敷や個室を備えています。伝統の関西風すき焼きやあみ焼き、しゃぶしゃぶなどを仲居さんの丁寧な給仕とともに贅沢に味わう空間となっており、伊勢路の風情と本格肉料理を静かに堪能したい大人向けの拠点と言えます。