寝ている時にビクッとなる正体は?ジャーキングの原因と危険な兆候

寝ている時にビクッとなる正体は?ジャーキングの原因と危険な兆候

寝ている時にビクッとなる正体は?ジャーキングの原因と危険な兆候について詳しく解説いたします。最新の情報をお届けします。

就寝中や仮眠中に突然手足が跳ねる現象は、医学用語で「入眠時ミオクローヌス(Hypnic jerk)」、一般には「ジャーキング現象」と呼ばれています。「ミオクローヌス」とは、自分の意思とは無関係に筋肉が瞬間的にピクッと収縮する不随意運動を指す神経内科の専門用語です。

脳神経内科医や日本睡眠学会所属の専門医が解説する臨床データによると、ジャーキングは人口の約60〜70%が人生で一度は経験している極めてありふれた生理現象です。子どもから高齢者まで幅広い年代に見られますが、特に活動量の多い若年層から働き盛りの世代に頻発する傾向が確認されています。

人が覚醒状態から睡眠へと移行する際、脳波は活動的な状態から徐々にリラックスした状態へとシフトし、全身の骨格筋の緊張が解けていきます。通常は、大脳皮質から発信される運動抑制の指令と筋肉の弛緩が滑らかに連動します。ところが、意識の低下と筋肉の脱力のタイミングにわずかなズレが生じると、運動抑制のブレーキが一瞬だけ外れ、脊髄を通じて筋肉へ突発的な収縮指令が走ってしまいます。これが、寝ている時にビクッとなる理由の根本的なメカニズムです。

前田 葵
著者

前田 葵

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。