観光で訪れた際にまず圧倒されるのが、駐車場から正門へと一直線に続くトラピスト修道院のスギ並木です。ポプラとスギが織りなす緑のトンネルは、四季折々でまったく異なる表情を見せ、北海道屈指のフォトジェニックスポットとして知られています。緩やかな坂道を上りきると、重厚な赤レンガ造りの正門が静かに旅人を迎えます。
トラピスト大修道院の見学範囲について正しく理解しておくことも欠かせません。一般の観光客が立ち入りできるのは、前庭、資料展示室、そして売店周辺までとなっています。資料展示室では、開拓当時の貴重な写真や修道士たちの生活用具、祈りの道具などが展示されており、修道院の歩みを肌で感じ取ることが可能です。
なお、禁域とされる修道院内部の見学は、カトリックの戒律上「成人男性のみ・往復はがきによる事前予約制」という極めて限られた運用が続けられています。観光地化に流されず、本来の修道生活の規律を厳格に守り抜いている点も、この場所が特別なオーラを放つ理由のひとつです。