本場イタリアでは「スパゲッティ・アッラ・ディスペラータ」と呼ばれるこの料理。「絶望」という衝撃的な名の由来には、大きく分けてふたつの説が存在する。
ひとつは「貧窮の説」だ。手元にほとんど食材がなく、パントリーに残されたニンニクと唐辛子、オイル、わずかなオリーブやアンチョビくらいしか見当たらない絶望的な状況でも美味しく作れることから名付けられたという。もうひとつは「食卓の惨劇説」である。皿になみなみと注がれた赤唐辛子のオイルソースがあまりに飛び跳ねやすく、お気に入りの服を汚して絶望する、あるいは辛さで涙を流しながら食べる姿からその名がついたとも囁かれている。