人気絶頂の最中、若槻さんは徐々に水着グラビアの仕事から距離を置き、テレビバラエティへ主軸を移していきます。ファンやメディアの間で長年語られてきた「グラビア引退理由」の真相には、いくつかの決定的な転換点がありました。
最大の要因は、「バラエティ番組で全力で笑いを取りにいく自分」と「水着グラビアで男性向けに魅せる自分」との間での精神的なギャップです。テレビ番組で体を張ったリアクションや鋭いトークを披露する一方で、翌日にはグラビア撮影でしっとりとした表情を求められる生活に、次第に強い違和感を覚えるようになったと本人が後に明かしています。
さらに、2006年には多忙を極めるスケジュールの中で神経性胃炎を患い、約2ヶ月間の休養を余儀なくされました。この休養期間中に自身のキャリアや本当にやりたいことを見つめ直した若槻さんは、中途半端な兼業を断ち切り、「タレントとして笑いで勝負する」という覚悟を決めてグラビアからの完全卒業を選択したのです。