紛失した運転免許証が悪意ある第三者の手に渡った場合、最も恐ろしいのが「なりすましによる犯罪被害」です。免許証は顔写真付きの強固な本人確認書類であるため、オンラインカジノのアカウント開設、闇金融での借入、携帯電話の不正契約、さらには犯罪収益移転防止法をすり抜けた銀行口座の開設に悪用される恐れがあります。
こうした二次被害を遮断する決定的な防衛策が、悪用防止と本人申告制度の活用です。日本の主要な信用情報機関への登録を行うことで、金融機関が新規審査を行う際に「この名義の免許証は紛失中である」という警告が表示され、不正な融資や契約を未然にブロックできます。
登録すべき主要な個人信用情報機関は以下の3社です。
・CIC(株式会社シー・アイ・シー):主にクレジットカードや信販会社、割賦販売系
・JICC(株式会社日本信用情報機構):主に消費者金融や銀行系ローン会社
・KSC(全国銀行個人信用情報センター):メガバンク、地方銀行、信用金庫など
本人申告の登録は各機関の公式サイトからオンラインで申請可能となっており、手数料(約500円〜1,000円程度)を支払うことで最長5年間登録情報が保持されます。警察の遺失届受理番号を手元に用意した上で、再交付手続きと並行して速やかに登録を完了させましょう。