改編期ごとに訪れる「番組卒業」のニュース。その背景には、表向きの円満退任だけではないシビアな事情が絡み合っています。
最大の要因は過酷な生活リズムです。平日朝5時台の生放送に対応するため、キャスターの起床時間は深夜2時〜3時。冬場の屋外中継では氷点下での立ち仕事となり、体調維持や自律神経の乱れから「契約満了とともに自ら降板を申し出る」ケースが後を絶ちません。
また、大学卒業に伴うキー局アナウンサー就職や、タレント契約の年次更新、さらには週刊誌報道によるスキャンダル回避など、テレビ局側のリスク管理も影響します。帯番組を1〜3年務め上げたキャスターは、過酷な現場で鍛えられた度胸を手に、次なるキャリアステージへと巣立っていくのです。