本作をいま再評価する上で外せないのが、子役時代の吉川愛(当時:吉田里琴)と、執事・大門役を演じた鈴木亮平の存在です。
当時わずか9歳だった吉田里琴は、天才少女「麻々原みるく」として大人顔負けのセリフ回しと愛らしい演技を披露。岡田将生をはじめ当時の共演者からもその可愛らしさを絶賛されていました。一度は芸能界を引退したものの、「吉川愛」として復帰後は『初めて恋をした日に読む話』や映画『ハニーレモンソーダ』、主演ドラマなど次々とヒット作に出演。名実ともに若手トップ女優の座を掴み取っています。
さらに驚くべきは、みるくの執事・大門を演じていた鈴木亮平です。当時はまだ無名に近く、大柄な体躯を活かしたコミカルな執事役でしたが、その後徹底した肉体改造と役作りで評価を確立。NHK大河ドラマ『西郷どん』主演や『TOKYO MER〜走る緊急救命室〜』など、国民的俳優へと上り詰めました。
この二人が「天才お嬢様と従順な執事」というペアを組んでいたという事実は、現代のエンタメ視点から見ても非常に贅沢なキャスティングといえます。