「縮毛矯正の当日は髪を濡らさなければ良い」と考え、多くの方が活用するのが防水用のシャワーキャップです。しかし、ここに思わぬ落とし穴が潜んでいます。密閉性の高いビニール製シャワーキャップをかぶって湯船に浸かると、頭皮からの発汗と浴室内の蒸気によって、キャップの内側に大量の水滴が発生します。
このシャワーキャップ内部の結露によって、髪がスチームサウナに入れられたような状態になり、気づかないうちに根元から毛先までびしょ濡れになってしまうケースが後を絶ちません。水分と熱が同時に加わる環境は、結合が不安定な毛髪にとって最も危険な状態です。
また、お風呂で髪が邪魔だからと細いヘアゴムで強く結ぶ行為も厳禁です。酸化が未完了の髪は形状記憶がしなやかな分、結び跡がそのまま固定化されてしまい、一度ついたゴム跡は再度の施術を行わない限り修復が困難になります。入浴時に髪をまとめる際は、以下の工夫を取り入れるのが賢明です。
- 目の粗い大きめのクリップを使い、毛先を軽く折り曲げて頭頂部にふんわり留める。
- 結露を防ぐため、吸水性の高い乾いたフェイスタオルを頭に巻き、その上から湿気を遮断する。
- 湯船に浸かる時間は10分以内にとどめ、長時間の半身浴は避ける。