手結港可動橋の正式名称は「手結港臨港道路可動橋」。港湾の出入口をまたぐように架けられた、全国的にも極めて珍しい可動式の跳ね橋です。橋の片側を支点として油圧シリンダーで路面全体を持ち上げる「1径間跳開式(シングルリーフ・バスクール式)」という高度な仕組みを採用しています。
稼働が始まると、道路の両端に設置された遮断機が下り、踏切と同じ電子警報音が鳴り響きます。そこから約2〜3分かけて、巨大な橋桁がゆっくりと垂直近くまで引き上げられていく光景は圧巻の一言。可変アングルによって路面が青空を切り裂くように直立する瞬間は、訪れる観光客の視線を釘付けにします。
橋の長さは約32メートル、幅員は約4.5メートル。可動部分の重量は約30トンにも達しますが、精緻なカウンターウェイトと油圧制御により、極めて滑らかに開閉動作が行われます。