初期症状が出た際に最も注意すべき落とし穴が、「発症直後の検査による偽陰性」です。
ドラッグストア等で入手可能なコロナ抗原検査キット精度(厚生労働省承認の「第1類医薬品」または「体外診断用医薬品」)は、ウイルス量が十分にある状態では90%以上の高い感度を発揮します。しかし、コロナ陽性判定のタイミングとして「喉が少しイガイガし始めた数時間後」に検査を行っても、体内のウイルス量が検出限界に達しておらず、実際には感染していても「陰性」と判定されてしまうリスクが極めて高いのです。
臨床的に推奨される検査のゴールデンタイムは、「症状が明確に現れてから24時間〜48時間の間」です。発症後12時間未満のフライング検査で陰性が出たからと安心し、マスクなしで出勤や会食を行ってしまう行動が、集団感染の最大の温床となっています。「陰性だったが症状が続く」場合は、半日〜1日あけて再検査を行うことが不可欠です。