西田健の演技が視聴者にどれほど深く愛されてきたかは、テレビ朝日系看板ドラマ『相棒』における反響に如実に表れています。彼が演じた警視庁刑事部長・内村完爾は、片桐竜次演じる中園照生参事官との名コンビで「特命係を怒鳴り散らしつつも保身に走る組織人」として20年近く親しまれてきました。
その関係性に激震が走ったのが、『相棒 season19』第10話での出来事でした。暴力団関係者との衝突で頭部に重傷を負い、生死の境をさまよった内村は、臨死体験を経て突如「我、正太郎なり!悪霊退散!」と叫んで覚醒。過去の悪徳・保身体質を全否定し、「これからは正義のために生きる」と熱血正義漢へと劇的なキャラクター変貌を遂げたのです。
この前代未聞の路線変更に対して、SNSや大手掲示板では驚嘆と絶賛の声が溢れかえりました。
「20年近く観てきた内村部長がまさかの正義覚醒。西田健さんの表情の変わりようが圧巻すぎる」
「怪優と呼ばれる理由がよく分かった。コメディとシリアスの境界線をこれほど自在に飛び越えられる80代俳優は他にいない」
長寿ドラマにおいてマンネリ化しがちな幹部キャラクターに、自らの身体表現と怪演で新たな命を吹き込んだ瞬間でした。現場の制作陣からも「台本を深く読み込み、共演者の間合いを完璧に計算した上で一撃の笑いや緊迫感を生み出す職人」として絶大な信頼を寄せられています。