大手予備校が発表した2026年度最新データによると、京都大学の文系・理系を通じた学部別序列には、従来の常識を揺るがす構造的変化が進行しています。全学部のトップに君臨し続けるのは、言わずと知れた京都大学医学部医学科であり、偏差値は堂々の72.5〜75.0(河合塾基準)を維持。共通テストのボーダー得点率は89〜90%と、全国の国公立医学部の中でも東京大学理科三類に次ぐ鉄壁の高さを誇ります。
現場の関係者が注目しているのは、文系の看板学部である京大法学部の難易度推移です。従来、京大文系といえば法学部が最難関の砦として君臨してきました。ところが直近数年のデータ推移を追うと、経済学部(文系型)や総合人間学部(文系)が法学部の難易度に並び、河合塾のボーダー偏差値では67.5で拮抗する局面が続いています。
進学指導に携わる予備校関係者は、次のように背景を明かします。「法曹界を目指すルートの多様化や、法学部特有の重厚な暗記・論述負担を嫌気し、民間就職やデータ分析に直結しやすい経済・経営系へと優秀層が分散している実態があります」。法学部が易化したわけでは決してありませんが、かつての「法学部一強」という絶対神話には明確な陰りが生じています。