支援級とはどんな場所?普通級との違いや進路と後悔しない選択基準

支援級とはどんな場所?普通級との違いや進路と後悔しない選択基準

支援級とはどんな場所?普通級との違いや進路と後悔しない選択基準について知っておくべき 注意点を分かりやすい構成で解説いたします。

Q1:支援級に入ると、途中で普通級に戻ることはできないのでしょうか?
A1:途中で普通級へ籍を戻すことは十分に可能です。毎年、年度末や学期末に保護者・担任・管理職による教育相談が実施され、子どもの成長度合いや学習状況を鑑みて翌年度の学籍をどうするか再検討されます。ただし、前述の通り学習単元の習熟度に開きが出ている場合があるため、交流学級での参加比率を徐々に高めながら段階的に移行する準備が現実的には求められます。

Q2:医師の発達障害の確定診断や障害者手帳がなくても支援級に入れますか?
A2:可能です。支援級の入級要件は各自治体の教育委員会が定めていますが、必ずしも医療機関の診断名や療育手帳の所持を必須とはしていません。就学相談において、医師の意見書や心理検査の結果、保育・家庭環境での具体的な困りごとの深刻度から「手厚い指導が必要」と判断されれば入級が認められます。

Q3:自閉症・情緒障害学級と知的障害学級では、どのような違いがあるのですか?
A3:対象とする子どもの特性とカリキュラムの柔軟性に本質的な違いがあります。自閉症・情緒障害学級は知的発達の遅れがない、または軽度であるものの、コミュニケーションの困難やパニック、情緒不安定さを持つ児童が対象で、基本的には普通級に準拠した教科書や進度で学習を進めます。知的障害学級は知的な発達の遅れを伴う児童が対象であり、学年水準にとらわれず、子どもの現時点の発達段階に合わせた生活単元学習や基礎技能の習得に主眼を置きます。

Q4:支援級に在籍していた過去は、将来の大学進学や一般企業の就職に悪影響を及ぼしますか?
A4:大学進学や一般企業への就職に影響することは構造上あり得ません。高校の卒業証明書や大学入試の出願書類、就職活動における履歴書等において、小・中学校時代に支援級に在籍していた事実を記載する欄や義務は一切存在しません。就職活動で問われるのは最終学歴と本人の資質・職務能力であり、小中学校時代の学籍情報が外部機関へ開示されることは個人情報保護の観点からも遮断されています。

木村 陽翔
著者

木村 陽翔

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。