クラシック音楽を題材にした名作エンターテインメント作品も、人々の助数詞に対する感覚に大きな影響を与えてきた。大ヒット漫画・ドラマ『のだめカンタービレ』や、胸を打つ青春物語『四月は君の嘘』の劇中では、主人公たちが奏でるバイオリンが若者の憧れの的となった。作中のセリフでは、キャラクターたちの心理的距離感に合わせて「本」や「挺」が巧みに配されている。
近年、Netflixなどのグローバルな動画配信プラットフォームを通じてこれらの作品や音楽ドキュメンタリーが世界中に届くようになり、日本語独特の助数詞文化に興味を持つ海外のファンも増えている。文化庁が実施する国語に関する意識調査でも、物の数え方の変化は時代の潮流として受容されており、伝統的な「挺」を尊重しつつも、過度に「本」や「台」を誤用として排斥しない柔軟な視点が提示されている。