一方で、生理痛をめぐる社会の空気感はここ数年で激変した。きっかけの一つとなったのが、メディアやWeb番組で話題を呼んだ男性タレント・トシ氏らの「生理痛体験試み」だ。痛みを電気刺激で再現するデバイスを装着し、脂汗を流しながら悶絶する彼らの姿は、これまで痛みをイメージできなかった層に大きなインパクトを与えた。
体験した男性側からは「こんな激痛を抱えながら平常心で仕事をするのは不可能です」といった驚きと共感の声が上がり、SNS上でも瞬く間に拡散。2026年現在では、大手企業の管理職研修や新入社員研修にも生理痛模擬体験が導入されるケースが増加している。痛みが個人的な苦痛から「社会的に理解・配慮されるべき現象」へと捉え直されたのだ。