ファッション用語として広く定着している「萌え袖」ですが、その発祥は2000年代初頭のアニメ・サブカルチャー領域に遡ります。キャラクターの小柄さや華奢さを強調するために、自身のサイズよりも大きな衣服を着せる視覚的演出技法として誕生しました。
2010年代に入ると、人気女性ファッション誌やティーン向けメディアがこぞって特集を組んだことでギャル系・フェミニン系ファッションへと波及。さらに近年では、ビッグシルエットやジェンダーレスファッションの世界的流行に伴い、男女を問わず日常的なスタイリングのアクセントとして定着しました。サブカルチャー発祥のニッチな仕草から、「意図的な抜け感を作る定番テクニック」へと進化を遂げた背景があります。