現在、与野党を問わず「世襲制限」の議論は絶えない。親の選挙区をそのまま受け継ぎ、若い年次から比例名簿の上位や優遇されたポストを得る若手二世議員たちに対して、有権者の視線は年々厳しさを増している。
こうした中、実娘たちが政治と無縁の道を歩み、民間企業や専門職として汗を流している事実は、石破氏の「世襲反対」という言動に揺るぎない説得力を与えている。単なるポーズではなく、家庭内で実践されてきた「脱・世襲」の行動原理。これこそが、世襲議員だらけの与党内において石破氏が独自の発言力を保ち続けてきた隠れた源泉と言えるだろう。