臨床心理の指導校として名高い理由は、学内付属施設である「かえでカウンセリングセンター」の存在にあります。六本木キャンパス内に設置されたこの施設は、地域住民や外部の相談者を広く受け入れており、院生は専任教員や熟練した臨床心理士の厳格な指導のもと、インテーク面接や継続カウンセリングの現場を肌で体感します。
一般的な大学院では外部実習が中心となり、指導教員からのフィードバックが形式的になりがちなケースも見受けられます。対して東洋英和女学院大学大学院では、教員と院生の距離が極めて近く、逐語録やケース記録をもとにした徹底的なケースカンファレンスが日常的に行われます。精神分析的アプローチ、来談者中心療法、家族療法、さらには箱庭療法や描画療法といった表現療法まで、多彩な臨床モデルを直接学べる陣容の厚さは圧巻です。
公認心理師および臨床心理士の資格試験実績においても、全国平均を大きく上回る合格率をコンスタントに叩き出しています。大学院関係者への取材によると、「試験対策の詰め込みではなく、日々のカンファレンスで培ったケース理解の深さが、結果として国家試験の難問を論理的に解きほぐす力につながっている」という分析がなされています。