名港エリアの事故情報に関して、ネット掲示板やSNS上で流布しやすい代表的な誤解が「大動脈だから1時間も待てば車線規制が解除される」「名四国道(国道23号)へ降りればすぐに抜けられる」という楽観論です。
まず、車5台が絡むような多重事故や大型車の横転事故では、負傷者の救助活動、実況見分、散乱したオイル・積載物の清掃、ガードレールや遮音壁の応急復旧まで含めると、規制解除までに平均して2時間半から4時間以上を要します。電光掲示板に「事故 渋滞3km」と表示されている段階ですでに車列の末尾に接続してしまった場合、通過には表示の数倍の時間が費やされます。
さらに、全員が一斉に最寄りの名港潮見ICや東海ICで一般道へ流出することにより、名四国道(国道23号)の合流地点で壊滅的な二次渋滞が発生します。下道へ降りたものの交差点を先頭に全く動かず、高速道路上に留まっていた方が結果的に早かったという事態も日常茶飯事です。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
現場の運行管理者や交通ジャーナリストの知見に基づく、伊勢湾岸道事故発生時の行動判断マトリクスは以下の通りです。
▼ 迷わず高速道路を降りて迂回すべき人:
・納品時間や飛行機・新幹線の時間が厳格に決まっている移動者
・燃料残量が半分以下、または同乗者に子供・高齢者・体調不良者がいる車両
・東海JCTや名古屋南JCTの手前を走行しており、名古屋高速4号東海線・名港線への分岐が物理的に可能なドライバー
▼ 本線にとどまり規制解除を待つ方が安全な人:
・すでに名港東大橋の橋梁部に進入してしまい、車列の完全停止に巻き込まれた車両(無理な車線変更や路肩走行は緊急車両の妨害となり厳禁)
・幅広の特大トレーラーなど、一般道や市街地迂回路の道路幅員・高架下クリアランス制限を通過できない特殊車両