今回の改定で最も現場をざわつかせているのが、県内公認ランキングの算出アルゴリズム見直しだ。従来の獲得ラウンド数に応じた単純加算方式から、対戦相手のレーティングや大会グレードを加味したクオリティポイント重視の算出基準へとシフトした。これにより、下位シードが上位シードを破った際のリターンが跳ね上がり、シード勢にとっても初戦から一切の油断が許されない構造となった。
この新規則は県内硬式テニスの勢力図を一夜にして塗り替えつつある。実績あるベテラン勢が安定して上位を守る時代は終わり、勢いのある若手が急浮上するケースが頻発しているのだ。岡山県テニス協会の競技委員会が主導したこの抜本的改革は、停滞しがちだったランキング争いに強烈な競争原理を持ち込むことに成功している。