西の雅常盤を語るうえで絶対に外せないのが、毎夜ロビーで開催される「女将劇場」です。この舞台の中心に立つのが、名物大女将として全国にファンを持つ宮川高美(みやかわ たかみ)さん。御年80代を超えてなお舞台に立ち続けるその姿は、多くのメディアやテレビバラエティ番組でも幾度となく取り上げられ、日本中のお茶の間に驚きと元気を与えてきました。
ショーの内容は実にバラエティ豊かです。力強い和太鼓の演奏から始まり、華麗な琴の演奏、マジック、皿回し、果ては身体を張った水芸まで、次から次へとテンポよく繰り出される芸の数々に観客席からは歓声と拍手が鳴り止みません。単なる旅館のアトラクションという枠を完全に超え、大女将の「お客様にとことん笑って楽しんで帰ってほしい」という純粋な情熱とおもてなしの心がダイレクトに伝わってきます。
宿泊客は無料で観覧でき、観客参加型の演目も多いため、会場全体が不思議な一体感に包まれます。「笑いすぎてお腹が痛くなった」「大女将のパワフルな姿を見て明日への活力をもらった」といった感動の声が後を絶ちません。