ノマドワーカーや出張者が最も気にするファシリティ面について、現地調査に基づく詳細を解説します。結論から言えば、同店は「長時間のPC作業に没頭するスペース」としては設計されていません。
まず座席数は、カウンター席やテーブル席を含めて約27席と、品川駅の通行量を考慮すると比較的小規模な規模感です。席間隔はゆったりと取られており、隣席の圧迫感を感じさせない贅沢なレイアウトが採用されています。
気になる電源コンセントの有無ですが、客席に自由に利用できるコンセントは設置されていません。また、店舗専用の高セキュリティな独自Wi-Fiも積極的には提供されておらず、通信はアトレ品川館内のフリーWi-Fiや個人のモバイル回線に依存する形となります。
これは「コーヒーの味と香り、その場の会話や空間そのものを五感で楽しんでほしい」というブルーボトルコーヒー創業以来の哲学に基づいたものです。PCを開いて数時間滞在するような作業用途ではなく、手帳を開いてアイデアを整理する、あるいは短時間の資料チェックや思考のリセットといった用途に留めるのが、この空間のポテンシャルを最大限に活かす付き合い方です。