2026年に入り、美容業界とIT業界の垣根を揺るがしているのが「スマートネイル」の登場だ。厚さわずか数ミリの人工爪の内部に極小のNFCチップやRFIDタグが内蔵されており、駅の改札のタッチや交通系IC決済、さらにはスマートロックの開錠までを指先ひとつでこなす時代が到来している。
「財布もスマートフォンもバッグから出す必要がない。爪をかざすだけでドアが開く感覚は、一度体験すると手放せない」と語るのは、都内のIT企業に勤める30代の会社員だ。ガジェットとしての利便性と、洗練されたネイルアートが融合したこの新ジャンルは、トレンドに敏感な層を中心に急速にシェアを伸ばしている。