韓国語学習コミュニティやSNS、知恵袋などの投稿を分析すると、日本人学習者の多くが「レストランを出る際にカムサヘッスムニダと言ってしまい、店員に不思議そうな顔をされた」という経験を寄せています。
韓国現地の語学教育関係者へのヒアリング取材でも、「日本語の『〜でした』という丁寧な語尾の感覚をそのまま『〜ヘッスムニダ(〜過去形)』に当てはめてしまうケースが後を絶たない」との証言が得られました。韓国の日常感覚では、店を出る瞬間も「心地よいサービスを提供してもらった満足感」が現在進行形で続いているため、過去形にされると「なぜ過去の出来事として切り離すのだろう」と奇異に映るのです。
一方で、推しのアイドルに対するファンミーティングの帰り際や、オンラインサイン会(ヨントン)の終了直前に「今日一日本当にありがとうございました」と伝える場面では、「오늘 정말 감사했어요(オヌル チョンマル カムサヘッソヨ)」のように過去形を交えることで、「今日のイベントという特別な時間が終わる寂しさと感謝」を情感豊かに伝えるファンが増えています。