世界が沸騰する一方で、極端な冷却化が進む地域がある。日本を含む東アジアだ。韓国では合計特殊出生率が0.7を下回り、世界で最も急速に人口が消滅していく国として警鐘が鳴らされている。日本もまた、毎年数十万人規模で人口が減り続けており、地方都市の空き家問題や労働力不足はもはや日常の風景となった。
この「静かなる退場」は、単に労働手が足りないというレベルの話ではない。社会保障制度の維持が困難になり、インフラの維持すら危ぶまれる事態を意味している。移民の受け入れやAI・ロボティクスによる自動化など、抜本的な対策が待ったなしの状況だ。世界が増加に沸く中で、いかにして「縮みながら豊かに生きるか」という難題に、私たちは直面している。