児玉碧衣選手は1995年5月8日生まれ、鹿児島県大崎町出身です。幼少期から類まれな運動神経を誇り、学生時代はバレーボールの強豪校でアタッカーとして活躍。高校卒業後の進路として選んだのが、女子競輪が復活して脚光を浴び始めていた日本競輪学校(現・日本競輪選手養成所)でした。
108期生として養成所に入所した児玉選手は、男子顔負けの脚力とダッシュ力を披露し、在校成績第2位という極めて優秀な成績で卒業。2015年7月にプロデビューを果たすと、瞬く間に全国の競輪場を席巻していきました。
彼女の快進撃を支え続けてきたのが、ホームバンクである久留米競輪場(福岡支部)と、師匠である藤田剣吾選手(68期)の存在です。
久留米バンクといえば、小林優香選手をはじめとする名選手を多数輩出したガールズケイリンの総本山とも呼べる名門道場。師匠の藤田選手は、児玉選手の卓越したダッシュ力に甘えることなく、長い距離を踏み切る持久力とレース展開を読むクレバーな戦術眼を徹底的に叩き込みました。
「どんなに調子が良いときでも調子に乗らせず、負けたときには誰よりも親身になって敗因を分析してくれる」と児玉選手自身が語るように、師弟の固い信頼関係こそが、10年以上にわたってトップ戦線で輝き続ける最大の土台となっています。