王道の「カワイイ」とは一線を画す、一癖も二癖もあるキャラクターの存在もサンリオの真骨頂だ。1985年にデビューしたハンギョドンは、中国生まれの半魚人という突飛な設定と、人を笑わせることが好きなのに根は寂しがり屋という複雑な内面を持つ。デビュー当時は異端扱いされることもあったが、近年のサブカルチャーブームと「推し活」の多様化により、空前の大ブレイクを果たした。
毎年開催される『サンリオキャラクター大賞』での劇的なランクアップは、まさにその人気の再燃を物語っている。上位を独占する定番キャラの壁を突き崩し、トップ10入りを果たす勢いは、ファンにとって「自分だけの特別な推し」としての存在感を示している。
一方、1982年に登場したゴロピカドンも忘れてはならない。サンダープレイスからやってきた雷の小悪魔、三つ子の兄弟は、カミナリを落とすのが仕事といいつつも、雨が嫌いで食いしん坊という親しみやすさで爆発的な支持を得た。ピンク、ブルー、イエローという斬新なカラーパレットは、80年代のファンシーカルチャーを象徴するアイコンとして今も語り継がれている。