新宿駅南口地区再開発事業のフラッグシップとして1998年に誕生したこの建物は、エリア一帯の人の流れを根本から変えた。かつての貨物操車場跡地が見事な都市空間へと変貌を遂げた背景には、長年にわたる緻密な不動産開発・都市開発の知見が注ぎ込まれている。
設計を手掛けたのは、日本の近代建築を牽引してきた名門・坂倉建築研究所。空へとシャープに伸びる直線的なフォルムと、広場との連続性を重視した低層部のデザインは、四半世紀以上を経た現在もまったく色あせない。小田急電鉄株式会社が主導したこのプロジェクトは、新宿のスカイラインを再定義したマスターピースといえる。