インターネット上では、金曜ロードショーの放送時などを中心に「ハクの声優は途中で変わったのか?」「神木隆之介が演じていたのでは?」といった疑問や噂が度々浮上します。これらの真偽を事実ベースで検証します。
誤解1:「ハクの声優が別の作品や後発で変わった」という噂
『千と千尋の神隠し』本編において、ハクの声優が途中で変更された事実はありません。この噂が広まった背景には、入野自由さんが成長して大人の声優へと変貌を遂げた後、他のアニメ作品(『おそ松さん』のトド松役や『ハイキュー!!』の菅原役など)で幅広い声色を演じている姿を見て、「ハクの時の声と違いすぎて別人のようだ」と感じた視聴者の錯覚があります。
誤解2:「ハク役は神木隆之介だった」という混同
「ハク=神木隆之介」という認識のズレも非常に多い誤解の一つです。実際には、神木隆之介さんが演じていたのは巨大な赤ん坊「坊(ぼう)」の役でした。当時神木さんは約7〜8歳で、その愛らしい声が宮崎監督に絶賛され抜擢されました。同じ作品に天才子役として参加していた2人の存在が、記憶の中で結びついてしまったことが原因です。
舞台版『千と千尋の神隠し』における歴代ハク役キャスト
なお、舞台版の『千と千尋の神隠し』では、実力派の若手俳優たちがハク役を演じ、国内外で絶賛を浴びています。映画のアニメーションとは異なる肉体表現でハクの二面性を具現化し、話題となりました。
- 醍醐虎汰朗:新海誠監督映画『天気の子』主人公・森嶋帆高役などで知られる若手実力派。瑞々しい躍動感でハクを好演。
- 三浦宏規:ミュージカル『テニスの王子様』や『レ・ミゼラブル』などで圧倒的なダンス力と歌唱力を誇るトップランナー。
- 増子敦貴(GENIC):ダンス&ボーカルグループのメンバーとしても活躍し、端正なビジュアルと気品ある佇まいで観客を魅了。