事件発覚後、警視庁が本格捜査に乗り出した直前の2018年秋、主犯格のカミンスカス操はフィリピンへ高飛びし、国際手配されました。しかし、現地当局に身柄を拘束されて日本へ強制送還され、裁判の法廷に引きずり出されることになります。
法廷でカミンスカス操は「自分も騙されていた側だ」と無罪を主張し続けましたが、裁判所は犯行計画の中心にいた事実を認定。懲役11年の実刑判決が下され、最高裁への上告棄却を経て判決は確定しました。現在も東日本の刑務所に収監され、服役生活を送っています。
一方、事件の真の黒幕と目された内田マイクは、他の詐欺事件でも服役経験を持つ筋金入りの地面師でした。積水ハウス事件の最中も別件の詐欺罪で勾留中でありながら、拘置所内から面会者を通じて指示を出していたことが判明しています。内田マイクに対しても懲役12年の重刑判決が確定し、現在も刑務所の厚い壁の中で罪を償い続けています。
また、所有者の「なりすまし役」を務めた元パート従業員の羽毛田正美には懲役4年の実刑判決が下されました。彼女は多額の借金を抱えており、報酬数百万円の約束に釣られて犯行に加担したとされています。羽毛田被告の供述により、偽造書類作成のプロセスや事前の「面談リハーサル」の実態が法廷で次々と明らかになりました。