裁縫箱の中に眠っている安全ピンも、この緊急事態を救う超強力なパートナーだ。昔ながらの知恵でありながら、現代でもその実用性は一切色あせていない。
やり方は至ってシンプル。紐の先端に安全ピンを深く刺し、針の留め具をしっかりロックする。あとは、安全ピンの頭の丸い部分を指先で掴みながら、ウエストの生地をキュッと縮めてはピンを前進させ、後ろの生地を伸ばす動作を繰り返す。安全ピン自体の金属の硬さが布越しにもはっきりと伝わるため、途中で道に迷うことがない。
市販されているプラスチック製の専用紐通しは確かに便利だ。しかし、それが手元にない極限状態において、家にある身近なアイテムでサッと解決する技術こそ、現代人が知っておくべき価値あるライフハックと言えるだろう。暮らしのちょっとしたトラブルをアイデア一つで解決する家事・生活裏技は、知っているだけで日々のストレスを大幅に軽減してくれる。